所在地: 群馬県 伊勢崎市
土地面積: 931.49㎡
延床面積: 134.7㎡
土地の形状: 旗ざお地
群馬県伊勢崎市の郊外に建つ住宅「未完の家」は、宅地開発の過程で取り残された土地に計画された平屋の住まいである。周囲には住宅地と農地、そして遠く赤城山の風景が重なり合う独特の環境が広がっている。本計画では、この敷地の条件を克服すべき問題として扱うのではなく、新しい住まい方の可能性として捉え直した。建物は東西に細長く配置され、南北方向に広がる風景を生活の中に取り込む。均等に並ぶ窓からは、遠くの山並み、畑の広がり、敷地の余白などが断片的に現れ、日常の時間の中でさまざまな景色が立ち上がる。内部空間は細かく仕切られた部屋ではなく、ゆるやかに連続する居場所として構成されており、家族の距離感や過ごし方に応じて空間の意味が変わっていく。施主である大工との対話を重ねながら建設が進められたこの住宅は、完成された形としてではなく、暮らしとともに変化し続ける「未完の住まい」として計画された。
所在地: 群馬県 伊勢崎市
土地面積: 931.49㎡
延床面積: 134.7㎡
土地の形状: 旗ざお地